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【社会】

倉敷・真備町に延べ5000人 3連休 炎天下ボランティア 家財搬出、泥かきに汗

浸水した家屋からおもちゃや電化製品を運び出すボランティアら=16日、岡山県倉敷市真備町で

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 河川の氾濫で大規模な浸水に見舞われた岡山県倉敷市真備(まび)町には三連休最終日の十六日、全国各地から多くのボランティアらが駆けつけ、炎天下、家財の搬出や泥かきに汗を流した。三連休中、延べ五千人近くのボランティアが真備町に入ったものの、復旧作業は途上だ。倉敷市災害ボランティアセンターの担当者は「息の長い支援をお願いしたい」と呼び掛けている。

 浸水被害が大きかった真備町箭田(やた)にある平屋建ての一軒家は、家の壁や窓ガラスは泥で汚れ、屋根の上にまでごみが散乱していた。ボランティアたちは、水没して使えなくなった電化製品や泥にまみれたおもちゃを室内から運び出し、軽トラックに積み込んだ。

 名古屋市東区の社会福祉士、柴田隆さん(37)は仕事の合間を縫ってボランティアに駆けつけた。「室内の水や汚泥をかき出す作業が大変。人手が足りない」と漏らす。

 倉敷市は午前中から気温が上昇、午後三時前には三六・一度を記録した。市消防局によると、真備町ではいずれも軽症だったが、午後七時までに計十人が熱中症と疑われる症状で搬送された。このうち二人はボランティアだったという。

 一軒家の現場で、グループリーダーを務めた市内の会社員、田中満夫さん(46)は汗をぬぐいながら「熱中症に気を付けている。水分を多めに、休憩をこまめに取るようにしている」と話した。

 倉敷市災害ボランティアセンターが三連休中に受け付けたボランティアは十四日が千四百五十九人、十五日が二千三百二十四人、十六日が千四百六十人。中日の十五日が最も多かった。

 同センターで活動する市社会福祉協議会の佐賀雅宏さん(43)は、連休明けからボランティアが減る可能性を心配している。「復旧作業は一、二カ月では終わらない。繰り返しボランティアに参加するなど、息の長い支援をお願いしたい」と話した。(藤川大樹)

 

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