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【社会】

東京医大が不正合格リスト 文科省汚職 前理事長、作成指示か

 私大支援事業を巡り受託収賄容疑で文部科学省の前科学技術・学術政策局長佐野太容疑者(58)が逮捕された事件に絡み、前理事長らが贈賄の疑いを持たれている東京医科大で、過去に点数を操作して不正に合格させる受験生の氏名などを記したリストが作成されていたことが十六日、関係者への取材で分かった。

 東京地検特捜部は既に複数のリストを入手。過去にも「裏口入学」があった可能性があるとみて調べている。

 関係者によると、リストは臼井正彦前理事長(77)の指示で作られたとみられ、合格の優先度を示す「◎」「○」などの記号も書かれていた。二次試験の小論文で毎年十〜二十人の受験生の得点を加点していたといい、大学関係者の親族が含まれていた年もあった。合格に至らない受験生もいた。

 佐野容疑者は二〇一七年五月、臼井前理事長から東京医科大を文科省の「私立大学研究ブランディング事業」の対象校にするよう取り計らってほしいと頼まれ、その謝礼と知りながら、今年二月に実施された医学部医学科の入試で息子を合格させてもらった疑いがある。

 東京医科大は一七年度の対象校に選ばれ、助成金を受給した。佐野容疑者の息子は一次の筆記試験で得点を加点されたとみられる。

 関係者によると、佐野容疑者は、元医療コンサルティング会社役員谷口浩司容疑者(47)=受託収賄ほう助容疑で逮捕=も交えた会食で、東京医科大を目指していた息子について「よろしく」と臼井前理事長に伝えた。同じ場で、支援事業の応募時に提出する事業計画書の書き方をアドバイスした。

 

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