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【社会】

不明の友に誓った全力プレー 高校野球・広島大会 選手宣誓の主将

 「身近でこういうことがあり、思うことがあった」。十七日、第百回全国高校野球選手権広島大会の開会式で選手宣誓した安芸南高三年で主将の田代統惟(とうい)さんは、中学校の同級生だった植木将太朗さんが土砂に襲われ行方不明となり、自身も捜索に加わった。

 自宅は広島市安芸区矢野地区。家屋に被害はなかったというが、周辺に土砂などが流れ込む様子に衝撃を受けた。同じ地区に住む植木さんは西日本豪雨当日の六日夜、行方不明となり、母親や友人らが捜索を続けたが開会式前日の十六日に植木さんとみられる遺体が発見された。

 選手宣誓が決まったのは六月二十三日の組み合わせ抽選会。監督らと相談して文言を用意していたが、今の思いを言葉にすべきだと考え、直前に書き直した。選手宣誓では、被災者への思いを込め「行動せずにはいられませんでした。その中でどうにもならない無力感も感じました」としつつ、「どんな状況も克服し、それを乗り越えて挑戦します」と誓った。

 

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