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【社会】

大飯原発3、4号機、廃炉の核燃料使い回しへ 規制委が了承

 原子力規制委員会は十八日の定例会合で、関西電力が廃炉を決めた大飯原発1、2号機(福井県おおい町)で使用した核燃料の集合体六百二十九体のうち、まだ使える二百六十四体を同3、4号機(同、再稼働済み)で再利用するとした申請を了承した。四基の燃料は材質や大きさが同じなため再利用が可能。規制委によると、廃炉となった原発の燃料を使い回すのは全国で初めて。

 規制委は、国の原子力委員会などの意見を聞き、正式に許可する。

 通常の原発では運転に伴い、燃料は内部の物質が変化するため、原子炉への装荷から三〜五年ほどで、使用済み燃料として処分される。関電は1、2号機の燃料のうち、内部の物質が変化し切っておらず、まだ使用できる一部を次の再稼働のために保管していた。

 関電によると、再利用しない残り三百六十五体は、使用済み燃料として日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)に搬出する。1、2号機の未使用の新燃料二百十六体も再利用の予定。

 燃料の使用後の処分方法は、事前に規制委の許可を受ける必要がある。1、2号機は再処理する計画だったため、再利用には許可を取り直さなければならず、関電は五月に申請していた。

 1、2号機はいずれも出力百十七万五千キロワットで、百万キロワット超の大型原発の廃炉は東京電力福島第一原発を除けば国内初。

 

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