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【社会】

夏休み ボランティア続々 西日本豪雨 被災地結ぶバス運行

熱中症予防のための飲み物を受け取り、現場へ向かうボランティア=21日午前9時18分、岡山県倉敷市で

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 西日本豪雨の被災地には二十一日朝から続々とボランティアが集まった。人が集まりやすい駅から被害甚大な地域へ直行する「ボランティアバス」も運行。夏休みを利用するなどして各地から駆け付けた人々は「少しでも手助けを」と意気込み、現地に向かった。

 広島県社会福祉協議会は同日から三日間の日程で、JR広島駅と呉市などを結ぶボランティアバスの運行を始めた。バス利用者で川崎市の会社員海田茉希(まき)さん(24)は「被害の大きい現場への足は限られるのでありがたい」。千葉市の大学職員永友光太郎さん(32)は「バスのことはツイッターで知った。被災地への渋滞緩和につながれば」と語った。

 岡山県倉敷市玉島長尾のボランティアセンターを十六人のグループで訪れた奈良県香芝市の会社役員高谷嘉一さん(43)は二週連続の参加。「前回は『せっかくここまで来たから』と無理をして、熱中症になる人を見た。初めての人も連れてきたので、被災者に迷惑を掛けず活動したい」と意気込んだ。夏休みに入った倉敷市玉島八島の高校一年林駿介さん(15)は「同じ県での被害に、少しでも力になれたらと思った」と、友人と三人で列に並んだ。

 愛媛県宇和島市のボランティアセンターでは、市内の会社員小西誠さん(33)が「できることは小さいかもしれないけれど、少しでも手助けになりたい」と力を込めた。

 全国社会福祉協議会によると、十四〜十六日の連休には計約四万一千人のボランティアが集結した。担当者は「三連休と同じくらいの人数が集まることを期待したい」と話した。

 文部科学省は、大学生らが試験シーズンにも安心してボランティア活動に参加できるように、学校側に配慮を要請。試験を受けられない学生への追試や、短期休学する学生への補講を求めるなど、ボランティアに参加しやすい環境づくりに力を入れている。

 

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