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【社会】

福島相馬、宮城石巻 8年ぶり海開き 震災被害復旧の海水浴場

8年ぶりに海開きした原釜尾浜海水浴場の波打ち際で遊ぶ子どもたち=21日、福島県相馬市で

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 東日本大震災の津波で大きな被害に遭った福島県相馬市の原釜尾浜(はらがまおばま)海水浴場と宮城県石巻市の渡波(わたのは)海水浴場が二十一日、津波被害の復旧を終え、八年ぶりに海開きした。

 原釜尾浜海水浴場には、震災と東京電力福島第一原発事故前は遊泳期間中に毎年三万〜五万人が訪れていた。相馬市が二〇一五年から始めた水質検査では、放射性物質は国の基準値以下が続き、防波堤の復旧工事やがれきの撤去も完了、八月十九日まで六軒の海の家が営業する。福島県内十八カ所の海水浴場のうち、これまでに再開したのはいわき市の三カ所だけだった。

 相馬市出身で福島市に住む主婦青木奈美さん(48)は一人娘の美諭(みゆ)さん(9つ)と訪れ「自分が小さい頃に泳いだ海で娘に遊んでもらいたかった」と笑顔。「ここがまた活気づいてくれてうれしい」と浜辺ではしゃぐ娘を見つめた。

 渡波海水浴場は津波で砂が流されたため、震災前から西に約七百メートル離れた砂浜が残る場所で開設。防潮堤や駐車場の整備も完了し、今年からの海開きとなった。宮城県栗原市の鈴木綾子さん(42)の長女で小学三年の日彩(ひいろ)さん(9つ)は「海の温度もちょうどいいし貝を見つけられて楽しい」と話した。

 

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