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【社会】

この暑さ「怖い」 「子ども外で遊ばせたくない」

国内最高気温を記録した埼玉県熊谷市で、タオルを頭にのせて歩く女性=23日

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 「災害レベル」の酷暑となった二十三日の関東地方では、じりじりと肌を焦がすような日差しが一日中続き、街は熱気に覆われた。行き交う人たちは少しでも暑さをしのごうと日陰を歩き、日傘を差していたが、額には大粒の汗が流れた。(西川正志、萩原誠)

 国内の観測史上最高の四一・一度を記録した埼玉県熊谷市。「校舎を出た時、吸った空気を熱いと感じるくらいの熱気だった」。夕刻、JR熊谷駅前を歩いて下校中だった高校一年の美馬陽向(みまひなた)さん(15)=同県羽生市=が、うんざりした表情で話した。エアコンが効いた校舎内でも蒸し暑いといい「毎年、暑さが増している感じ。これが続くのかと思うと、ちょっと怖い」。

 駅近くに住む県立高校教諭の小林裕亮さん(23)も「今日は経験したことがないくらい暑い」。自宅のエアコンはつけっぱなしといい「例年、夜は少しは気温が下がるのに、今年は暑いままで、寝苦しい」と疲れをにじませた。

 気温を示す看板が設置された市内の百貨店では、多くの客がスマートフォンで「四一・一度」の文字を撮影していた。家族と買い物に訪れた同県東松山市の会社員三本洋明さん(44)は「地元も暑いが、熊谷の空気は重苦しいほど。子どもたちを外で遊ばせたくないぐらいだ」と話した。

 東京都内で観測史上初めて四〇度を超えた青梅市新町の大井戸公園では、子どもたちが噴水に群がり、水遊びをしていた。

 近くの主婦高橋美絵さん(34)に連れられ、弟で小学一年の琉聖(るき)くん(7つ)と遊んでいた小学三年の琉南(るみな)ちゃん(8つ)は「暑すぎて、噴水の水が出ているかなと思って来た」と笑顔。美絵さんは「水に入っても暑い。小まめに水分を取るようにしています」と話した。

 JR青梅駅前で青果店を営む杉山実さん(79)は「今日の暑さは特別。体の芯から暑くて、息を吸っても肺の中が熱くなる感じ」。スイカなどの売れ行きは良いが、リンゴやメロンなどはあまり売れないという。「人も野菜も果物も疲れてきているみたい。早く涼しくなってほしいね」と願っていた。

 

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