東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

火星の氷の下に湖か 伊などのチーム「証拠観測」

写真

 【ワシントン=共同】火星の南極にある分厚い氷床の下に液体の水で満たされた湖がある証拠を、火星を周回中の欧州宇宙機関(ESA)の無人探査機「マーズ・エクスプレス」による観測で見つけたとイタリアなどのチームが二十五日、米科学誌サイエンスに発表した。

 氷床下の湖は地球の南極やグリーンランドにもあり、微生物が見つかっている。火星にも同様の湖があれば、生命発見の期待が高まる。今回の調査によれば、厚さ約一・五キロの氷床下に幅約二十キロの湖があるという。

 チームは二〇一二〜一五年、探査機のレーダーで氷床に向け電波を照射。底の岩盤に当たって反射してくる電波を分析して、氷床の内部構造や厚さを調べた。湖があるとみられる領域では電波の反射に他とは違う特徴がみられ、液体の水面で反射したと結論付けた。

 専門家によると、氷床の底の温度は推定で零下七〇度近く。重い氷床の圧力と火星の岩石に含まれる塩分の影響で、水が凍る温度が零下七五度近くまで下がり、液体の水が存在できるのだという。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報