東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

宇宙飛行士出席で便宜か 収賄容疑、逮捕の文科省幹部

川端和明容疑者

写真

 元コンサルタント会社役員に便宜を図った謝礼として約百四十万円相当の接待を受けたとして、収賄容疑で逮捕された文部科学省国際統括官(局長級)の川端和明容疑者(57)=二十六日付で官房付=が、贈賄容疑で再逮捕された谷口浩司容疑者(47)から頼まれ、東京医科大の式典への宇宙飛行士の出席に関与したとみられることが関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は同日、省内の国際統括官執務室などを家宅捜索。川端容疑者が宇宙飛行士の出席に尽力する形で便宜を図った可能性もあるとみて調べる。両容疑者は容疑を否認しているとみられる。

 東京医科大のホームページによると式典は二〇一六年十一月、大学の創立百周年記念で東京都内のホールで開かれ、宇宙飛行士の古川聡さんが宇宙での人体の変化などを講演した。

 関係者によると、谷口容疑者は東京医科大の前理事長から宇宙飛行士を式典に呼べないか相談され「川端氏に頼めば実現する」と答えたという。その後、同容疑者に話を持ち込み実現したとみられる。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)関係者によると、宇宙飛行士への講演依頼は多く、断るケースもあるという。

 川端容疑者は一四年にJAXAへ出向し、一五年四月に総務担当の理事に就任。同八月〜一七年三月、谷口容疑者が役員を務めていたコンサル会社の業務に関して便宜を図った謝礼と知りながら複数回、飲食の接待を受けた疑いで逮捕された。JAXAでは随意契約を結ぶ業者を決める審査委員会の委員長も務めた。

 文科省では、私大支援事業を巡り東京医科大に便宜を図る謝礼と知りながら息子を不正に合格させてもらったとして、受託収賄罪で前科学技術・学術政策局長佐野太被告(59)が二十四日に起訴された。谷口容疑者は受託収賄ほう助の罪で起訴された。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報