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【社会】

多摩5人死亡火災 出火直後に停電 逃げ遅れ影響か

火災から一夜が明けたビル建設現場(中央)=27日午前、東京都多摩市で、本社ヘリ「あさづる」から

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 東京都多摩市で二十六日、五人が死亡した建設現場火災で、建物内で出火直後に停電が起きていたことが、工事関係者への取材で分かった。警視庁は、工事用の電源ケーブルが焼けて断線した可能性があるとみて、業務上過失致死傷の疑いで調べており、二十七日午前、捜査員ら数十人が現場に入った。

 工事関係者によると、現場の地下三階では、出火直後に「火事だ」という声が響き、多くの作業員が避難を始めたが、突然照明が消えた。黒煙も充満し、作業員の逃げ遅れにつながった可能性がある。

 警視庁と施工会社の安藤ハザマによると、建物は地上三階、地下四階建て。地下三階にいた男性二人がアセチレンガスのバーナーで鉄骨を切断する際、火花が飛び散り、免震装置を設けるスペースになっている地下四階の天井部分に張られたウレタン製の断熱材に燃え広がったとみられる。

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 作業員らによると、バーナーの作業は通常、火花がウレタンに触れないよう引火防止シートを使うという。警視庁は、作業員が出火当時、シートを使っていたかどうかなど、手順に問題がなかったか調べる。

 ◇ 

 警視庁は二十七日、死亡した五人のうち、四人の氏名を明らかにした。

 栗原功至さん(52)▽岩本靖雄さん(51)▽菅野俊規さん(44)▽沢田俊治さん(49)

 

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