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【社会】

文科省汚職、飲食の接待 数十回か 谷口容疑者「便宜受けてない」

幹部が相次ぎ逮捕された文部科学省=東京都千代田区で

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 文部科学省幹部による接待汚職事件で、元医療コンサルティング会社役員谷口浩司容疑者(47)=贈賄容疑で逮捕=が、同省前国際統括官の川端和明容疑者(57)=収賄容疑で逮捕=に飲食などの接待を数十回にわたり繰り返していたことが、関係者への取材で分かった。銀座の高級クラブでも複数回飲食代を支払っていた。特捜部は便宜を図ってもらった謝礼の意図があるとみている。

 一方、谷口容疑者は接待について、「一緒に食事をしただけで、便宜を図ってもらった覚えがない」と否定しているという。

 特捜部は二十七日、川端容疑者が出向していた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関係先を家宅捜索した。

 関係者によると、川端容疑者が理事として出向していた二〇一五年四月から一七年三月末までの間、谷口容疑者は大部分の期間で飲食接待を繰り返していたという。谷口容疑者が川端容疑者に依頼し、東京医科大の式典に宇宙飛行士が出席したこともあったといい、特捜部はこうした行為が便宜にあたるとみている。

 関係者によると、谷口容疑者は日本体育大学を卒業後、専門学校を経て、都内に整骨院を開業。医療コンサルティング会社役員に就任後は、官公庁で積極的に営業を行い、独自の人脈を築いた。

 文科省では、川端容疑者と、私大の支援事業を巡り受託収賄罪で起訴された同省前科学技術・学術政策局長佐野太被告(59)と親しく、家族ぐるみの付き合いだった。川端容疑者とはJAXAに出向前からの付き合いで、互いに誕生日会を開くほどの蜜月ぶりだった。

 谷口容疑者は、一緒に食事をする「友だち関係」の幹部が、同省に十人ほどいると周囲に語っていたという。

 関係者は「人脈を広げるため、きちんと理論武装して、オーソドックスに政策立案をして関係をつくるタイプ。幹部におごったり、おごられたりしていた」と話している。

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