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【社会】

コンサル人脈引き継ぐ? 逮捕の前統括官、前局長に

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務を巡る収賄容疑で逮捕された文部科学省の前国際統括官川端和明容疑者(57)が、遅くとも同省総務課長だった二〇一一年七月から一二年十二月までの間に、元コンサルタント会社役員谷口浩司容疑者(47)=贈賄容疑で再逮捕=と知り合い、この人脈を後任の前科学技術・学術政策局長佐野太被告(59)に引き継いだとみられることが二十八日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、谷口容疑者は懇意の政治家を通じて複数の省庁で営業活動を展開していた。東京地検特捜部は、逮捕された文科省幹部の二人以外にも、飲食などの接待を受けた省庁幹部がいないか癒着の実態を調べている。

 川端容疑者は一五年四月にJAXAの理事となり、その後の一五年八月〜一七年三月に、谷口容疑者の会社の業務に関して便宜を図った謝礼と知りながら、計約百四十万円相当の接待を受けたとして逮捕された。飲食接待のほか、タクシーチケットを提供された疑いもある。

 川端容疑者は国会議員を通じて谷口容疑者と知り合い、誕生会を開くなど家族ぐるみで交流していた。

 旧科学技術庁出身で一期後輩の佐野被告は、一二年十二月に川端容疑者の後任の文科省総務課長に就任。このころ、谷口容疑者を紹介されたとみられ、一緒にゴルフやバーベキューに出掛ける仲になった。

 佐野被告は東京医科大の前理事長から文科省の私大支援事業の対象校に選ばれるよう取り計らってほしいと依頼され、その謝礼と知りながら息子を合格させてもらったとして、受託収賄罪で起訴された。谷口容疑者は、佐野被告と医科大側との会食の場を設けるなどしたとして、受託収賄ほう助罪で起訴されている。

 

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