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【社会】

小澤さん、9カ月ぶり指揮 長野の公演 サプライズ登場

約9カ月ぶりに指揮を執った小澤征爾さん=28日、長野県山ノ内町で(大窪道治氏撮影、2018OICMA提供)

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 世界的指揮者の小澤征爾さん(82)が二十八日、長野県山ノ内町のホール「森の音楽堂」で開かれた「小澤国際室内楽アカデミー」の奥志賀公演に出演し、約九カ月ぶりに指揮を執った。昨年十月の水戸市での公演後は体調面の不安から降板が続き、四月には大動脈弁狭窄(きょうさく)症の手術も受けたが、約三百人の観客の前で復活をアピールした。

 小澤さんの指揮は事前に公表されておらず、登場の瞬間は観客から驚きの声が上がった。披露したのはベートーベン「弦楽四重奏曲第十六番ヘ長調第三楽章」。舞台に用意されたいすに座りながら、ゆったりとした曲調に合わせた大きな動きでアカデミーの生徒ら二十八人に向かって指揮を執り、曲の要所では立ち上がって元気な姿を見せた。

 奈良県から訪れた主婦南道子さん(67)は「小澤さんの指揮は音が引き締まる。体調が心配だったけど、元気なお顔を見られて良かった」と喜んでいた。

 アカデミーは世界に通用する弦楽器奏者の育成を目指し、日本や中国などアジアの若手が奥志賀で合宿しながら世界的な奏者から指導を受けるプロジェクト。二〇一一年から活動している。

 

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