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【社会】

騎馬武者駆ける 「相馬野馬追」最高潮

相馬野馬追の神旗争奪戦で、舞い落ちてくる旗を奪い合う騎馬武者たち=29日午後、福島県南相馬市で

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 福島県の相馬・双葉地方の伝統行事「相馬野馬追(そうまのまおい)」は29日、南相馬市の雲雀ケ原(ひばりがはら)祭場地でクライマックスとなる甲冑(かっちゅう)競馬と神旗(しんき)争奪戦が行われ、観客約3万5000人が大きな歓声を送った。

 甲冑競馬では、色とりどりの旗を背中に差した騎馬武者が、泥を豪快にはね上げながら1周約1000メートルのコースを疾走。神旗争奪戦では、花火で打ち上げられ舞い落ちてくる旗を、約250騎が一斉に奪い合った。

 南相馬市出身で小学5年から出場している大学2年阿部日向子さん(19)=埼玉県越谷市=は、馬同士が荒々しくぶつかり合う中で、半分に引きちぎられた旗を獲得。女性の出場権は19歳までのため、最後の野馬追となったが「悔いなくやれた」と汗をぬぐった。

 南相馬市が東日本大震災で義援金などの支援を受けたお礼に、ジブチと台湾から招いた中学生計15人も見物。ジブチのサビラ・アブダラ・サイードさん(16)は、「自分の国には馬がおらず、とてもきれいで感動した。出場してみたい」と目を輝かせた。30日は素手で馬を捕らえる神事「野馬懸(のまかけ)」が行われ、閉幕する。

 

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