東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

台風で8都府県24人負傷 西日本を逆走被災地再び大雨

写真

 台風12号は三重県伊勢市付近に二十九日午前一時ごろ上陸後、勢力を弱めながら東から西に逆走する異例のコースを進んだ。西日本豪雨被災地を含む広い範囲に激しい雨を降らせ、午後五時半ごろには福岡県豊前市付近に上陸した。速度が落ちているため、東シナ海に抜けても三十一日にかけて九州の西に停滞する見通し。影響が続くため、気象庁は暴風や土砂災害、河川の増水・氾濫、高波や高潮に警戒を呼び掛けた。

 二十八日以降の台風による負傷者は共同通信の二十九日夕の集計で八都府県の二十四人に上った。一方、死者や行方不明者は確認されておらず、危険な場所には近寄らないといった取り組みが実を結んだ可能性がある。

 三十日以降、天候が回復すると再び熱中症対策が必要になる。

 二十九日開催の豪雨の非常災害対策本部会合で安倍晋三首相は「大切なのは二次災害を防ぐため早急に復旧、復興を進めることだ」と強調した。

 気象庁によると、レーダーによる解析で二十九日未明には奈良県桜井市付近などで一時間に一二〇ミリ以上の激しい雨が降ったとみられる。台風が通過した地域でも、南よりの暖かく湿った空気が流れ込み、太平洋側の南斜面を中心に大雨が続く恐れがある。北陸ではフェーン現象が発生し、四〇度に迫る最高気温を記録する観測点が相次いだ。

 二十九日午後九時現在、台風は佐賀市付近を時速二五キロで西南西に進んだ。中心気圧は九九四ヘクトパスカル、最大風速一八メートル、最大瞬間風速二五メートル。中心から半径二二〇キロ以内は風速一五メートル以上の強い風が吹いている。

 三十日正午までの二十四時間予想雨量は多い地域で四国と九州二〇〇ミリ、東海一五〇ミリ、中国一〇〇ミリ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報