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【社会】

都専門家会議 豊洲市場「安全性確保」 開場認可申請へ

 豊洲市場(東京都江東区)の建物下に盛り土がなかった問題で、追加対策工事の安全性を検証する都の専門家会議は三十日、「将来リスクを踏まえた安全性が確保された」と発表した。問題発覚から約一年十カ月で「お墨付き」を得たことになり、都は十月十一日の開場に向け、近く農林水産相に認可を申請する。

 豊洲市場で会見した放送大和歌山学習センター所長の平田健正(たてまさ)座長は、環境基準の百倍超のベンゼンが検出されている地下水について、市場内で使わないことを踏まえて「人や食品に影響を与える状況ではない」と説明。「今後も地下水などを確実に管理することが大切」と指摘した。

 都によると、工事後に地下空間で行った空気測定で有害物質は基準値以下だった。地下水位は高い地点もあるが下がりつつあり、専門家会議は「機能上の問題は生じないと考えられる」と結論付けた。

 盛り土がなかった問題は二〇一六年九月に発覚し、都は昨年十二月〜今年七月中旬に追加対策工事を実施。土壌中の有害物質を建物内に入れないため、地下空間の床にコンクリートを敷き、換気設備を取り付けた。地下水の水位を下げるポンプも増設した。

 築地市場(中央区)の業界団体は、豊洲市場の風評を払拭(ふっしょく)するため、小池百合子知事に安全宣言を求めている。

 

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