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【社会】

エアコン3時間で自動停止に苦情 住民「熱中症になる」 レオパレス対応

レオパレス21の物件に設置された3時間で自動停止するエアコンとリモコン

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 賃貸アパート大手レオパレス21(東京)が、物件に地球温暖化対策として導入していた三時間で自動停止するエアコンに対し、猛暑のため苦情が急増していることが分かった。同社は機器の交換や設定変更の対応に乗り出した。

 同社によると、同種のエアコンは二〇〇二年一月〜一五年三月に建築した計約三十九万戸に設置。これまでに約六万四千戸で作業を終えた。記録的な猛暑となった今年は、エアコンを巡る入居者からの問い合わせは今年六月に百三十件、七月は二十九日までに千百六十五件と例年を上回るペースで急増。「熱中症になりかねない」「命に関わる」などの声が寄せられた。

 同社は「温暖化対策を踏まえ、節電目的で推奨していた。既にやめており、今後は設置しない」と説明している。

 これまでは、設定についての問い合わせがあった場合のほか、設置から七〜十年が経過した場合や入居者が入れ替わる際に通常のエアコンに交換する対応を取ってきた。近年は熱中症による体調不良や病院搬送が社会的に問題となり、同社から入居者に対し、設定を解除する方法を案内したり、エアコン本体やリモコンの交換を進めたりする対応を始めたという。

 このエアコンが設置された千葉県の女性会社員が取材に応じ「熱帯夜の中、三時間おきにうなされて起き、頭痛や腹痛といった体調不良は日常的で、救急車を呼ぼうかと思ったこともある。社宅のため、転居も難しく、早く対応してほしい」と訴えた。

 同社広報部は「対象物件にお住まいの方には順次伝えている」としており、交換を希望する人は最寄りの店舗やコールセンター(0120)590080=午前十時〜午後七時受け付け=へ連絡するよう呼び掛けている。

 

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