東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

文科幹部接待 次々に浮上 任意で次官聴取へ

写真

 文部科学省幹部が相次いで逮捕された汚職事件で、東京地検特捜部に贈賄容疑で逮捕された元医療コンサルティング会社役員谷口浩司容疑者(47)から、同省の局長級幹部ら職員約十人が飲食の接待を受けていたことが関係者への取材で分かった。特捜部は一部から既に任意で事情を聴いている。同省トップの戸谷一夫次官(61)も接待を受けていた疑いがあり、特捜部は次官にも説明を求める方針だ。

 「大蔵省の接待汚職が発覚した二十年前以降、業者との付き合いはかなり厳しく制限されてきた。いまだに接待文化が続いていて、しかもここまで上の人たちが受けていたとは」。文科省のある男性職員が嘆く。

 前国際統括官の川端和明容疑者(57)=収賄容疑で逮捕=は総務課長時代の二〇一一〜一二年、谷口容疑者と知り合い、宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事に転出後、百四十万円相当の飲食接待を受けたとされる。

 後任の総務課長だった前科学技術・学術政策局長の佐野太被告(59)=受託収賄罪で起訴=に谷口容疑者を引き継いだのは川端容疑者。佐野被告も接待を受けるようになり、家族ぐるみの付き合いになった。

 この二人の局長級幹部はいずれも旧科学技術庁出身で、佐野被告は「将来の次官候補」と目されていた。

 新たに接待疑惑が浮上した戸谷次官も科技庁出身。同省幹部の一人は「冷静沈着で慎重な人。接待を受けるイメージが持てない」と首をひねる。だが、別の職員は「三人ともエリート幹部。脇が甘すぎる」と顔をしかめた。 (山田雄之、小野沢健太、望月衣塑子)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報