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【社会】

文科省汚職 スポーツ庁委託先増やす 元役員関連団体を選定

 文部科学省の前国際統括官への贈賄容疑で再逮捕された元コンサルティング会社役員谷口浩司容疑者(47)が所属していたスポーツ普及団体が、スポーツ庁から調査事業を受託できたのは、同庁が委託先を当初の二団体から三団体に増やしたためだったことが二日、スポーツ庁などへの取材で分かった。

 外部の専門家による審査では、普及団体は応募した四団体中三位で、本来は選ばれていなかった。谷口容疑者が団体発足の直前、前国際統括官川端和明容疑者(57)からスポーツ庁幹部(当時)を紹介されたことが既に判明。東京地検特捜部は経緯を調べている。

 スポーツ庁は「事業の委託先が増えたり減ったりすることはよくあることだ」としている。

 スポーツ庁などによると、調査事業は「スポーツ界のコンプライアンス強化事業」の一部で、当初は二団体を選ぶ予定だった。事業への応募は昨年四月に始まり、四団体が応募。大学教授や弁護士らによる審査で順位が決まり、五月に三団体への委託が決まった。委託は最終的に、このスポーツ庁幹部が了承した。

 普及団体は約四百万円で受託。応募の段階から調査の一部を宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関連会社に再委託することが決まっており、実際に約百三十万円で再委託された。川端容疑者は二〇一七年三月までJAXAの理事を務めていた。

 普及団体はスポーツ界のコンプライアンス向上を目指して一七年四月に発足。谷口容疑者は準備段階から関わり、一時は監事を務めたが、団体内でのトラブルを理由に今年一月に解任された。

 

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