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【社会】

一律減点「暗黙の了解」 東京医大、女子得点長期操作か

 東京医科大(東京都新宿区)の一般入試の得点操作疑惑で、入試事情を知っている医科大関係者が三日までの共同通信の取材に対し、「二〇一〇年ごろには、暗黙の了解として女子受験者の得点を一律減点していた」と話した。得点操作が長期間にわたって行われていた可能性もある。関係各閣僚の三日の記者会見では「差別は認められない」などと批判が相次いだ。

 医科大医学部医学科の一般入試では、女子受験者に対してのみ、年度ごとに「90%」「85%」などと決めた係数をマークシート方式の一次試験の結果に掛け、一律減点していたとみられる。

 関係者によると、一律減点の操作は、誰の指示で、いつ始まったのかは分からないが、暗黙の了解だったとしている。

 女性は結婚や出産を機に職場を離れるケースが多いため、合格者を全体の三割前後に抑え、系列病院などの医師不足を回避する目的で、得点操作をしていたとされる。

 医科大は文部科学省の私大支援事業を巡る贈賄罪で前理事長らが在宅起訴された事件を受け、弁護士に委託して内部調査を実施している。

 調査結果は来週にも公表見通しで、上層部の関与や意思決定の経緯が盛り込まれるかどうかが焦点となっている。

 

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