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【社会】

土砂犠牲者「夜と朝」に集中 早期避難の難しさ浮き彫り 西日本豪雨1カ月

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 西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山、広島、愛媛の三県で犠牲者が出た土砂災害の発生は、七月六日夕から翌七日朝までの十四時間半に集中していたことが五日、関係当局や遺族、住民らへの取材で分かった。身元が判明した百四人のうち少なくとも約82%に当たる八十六人が該当、大半の七十一人は自宅周辺で被災したとみられる。大雨特別警報が発表されてから六日で一カ月。夜間の避難や情報伝達の難しさが改めて浮き彫りになった。

 岡山、広島両県で犠牲者を伴う土砂災害が多発したのは、六日午後七時四十分に特別警報が出た時間帯以降に当たる。八日午前五時五十分発表の愛媛県では大半の人がこれ以前に災害に見舞われた。

 共同通信の取材で身元が判明した三県の豪雨犠牲者百九十三人のうち、土砂災害が原因とみられる百四人の状況を分析。八十六人は六日午後六時半ごろ〜七日午前九時ごろに被害に遭い、うち七十一人は自宅や敷地内、近接地で被災した。

 警察庁は被災地での死者を十五府県の二百二十五人と集計しているが、被災状況が判明しているのは一部にとどまる。広範囲に浸水した岡山県倉敷市真備町地区では五十一人が死亡。小田川やその支流で堤防の決壊や越水が計十一カ所で発生していたことが国土交通省の調査で分かった。小田川北側の決壊や越水はうち七カ所。死者も多かったが、浸水が広がった詳しい経緯などは不明のままだ。共同通信のまとめでは、八月三日時点で九府県の三千六百人以上が避難している。

 

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