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【社会】

認知症運転、逮捕し車押収 説得応じず事故懸念 神奈川県警

 認知症の疑いがあるのに周囲の説得を聞かずに車の運転を続けていた神奈川県鎌倉市の無職男性(69)について、車検が切れた乗用車を運転したとして、県警大船署が道路運送車両法違反の疑いで現行犯逮捕していたことが署への取材で分かった。

 男性は、逮捕翌日の七月三十一日に釈放された後、医師から認知症と診断を受け、施設への入所が決まった。署幹部は「免許証を取り上げることはできず、医師の受診も強制できない。逮捕は苦渋の選択だった」としている。

 署によると同月上旬、男性から車検を依頼された業者が市を通じ署に相談した。車検に必要な自動車税を納めるよう促しても、「もう納めている」「車検はある」などと会話がかみ合わなかったという。

 男性は五年ほど前に妻を亡くし一人暮らし。署員が説得に当たり、市の福祉担当者が医師に受診させようとしたがいずれも拒否。県外にいる弟ら親族が車に乗らないよう諭しても応じなかったという。

 署は「事故を起こしたり、行方不明になったりする可能性が高い」と判断し、七月三十日午前十時ごろ、自宅近くの市道で車検切れの車を運転したとして現行犯逮捕。車は押収し、弟に引き渡した。

 

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