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【社会】

新規 島根3号機申請 福島事故後2基目、同型炉

島根原発3号機(手前)=松江市で

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 中国電力は十日、建設中の島根原発3号機(松江市)の新規稼働に向け、原子力規制委員会に審査を申請した。二〇一一年の東京電力福島第一原発事故当時に建設中だった原発が審査を申請するのは、電源開発大間原発(青森県)に続き二例目。全国で唯一、県庁所在地にある原発の島根3号機は本体の工事がほぼ終わり、隣接する2号機の審査が先行していることから、大間原発より早期に審査が進むとの見方がある。 

 島根3号機は福島第一原発と同じ沸騰水型炉で、審査に正式合格しているのは東電柏崎刈羽6、7号機(新潟県)だけ。審査の進捗(しんちょく)次第では、原発事故後、新たに稼働する初の原発となる可能性があるが、島根県など立地自治体から事前了解を得る必要があり、実際の運転開始時期は見通せない。

 中国電の北野立夫常務は審査の申請書を提出後、報道陣に「既存原発が再稼働する流れの中で、3号機も(新規稼働に向け)申請可能だと考えた」と強調した。

 島根3号機を巡っては、九日に島根県の溝口善兵衛知事が、審査申請を了解すると中国電に伝えた。既に松江市も容認しており、必要な「立地自治体の事前了解」が出そろい、中国電は申請を十日にすると表明。半径三十キロ圏内の鳥取県なども容認する考えを示している。

 島根3号機は、出力が国内最大級の百三十七万三千キロワット。中国電によると、〇六年に本工事を始め、九割以上を終えていたが、震災と原発事故の影響で運転開始の見通しが立たなくなった。一三年に原発の新規制基準が施行され、地震や津波、炉心損傷事故への対策強化を求められた。

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