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【社会】

「基地建設止める」 沖縄県民大会 断念要求決議

辺野古移設に反対する「県民大会」で、壇上の前列中央の席に置かれた故翁長知事の帽子。右は謝花副知事=11日、那覇市で

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◆辺野古阻止貫いた翁長知事と共に

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設に反対する「県民大会」が十一日、那覇市内で開かれた。主催者発表で約七万人が参加し、辺野古での新基地建設を断念するよう日米両政府に要求する決議を採択した。登壇者も参加者も、反対運動の象徴的存在で八日に死去した翁長雄志(おながたけし)知事に対する思いを語り、会場は追悼ムードに包まれた。 (篠ケ瀬祐司、写真も)

 謝花喜一郎(じゃはなきいちろう)副知事はあいさつで「翁長氏が命を削って建設反対を貫こうとした姿勢は後世まで語り継がれる」と弔意を表明。翁長氏が打ち出した辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回方針を継承する考えを示した。

 翁長氏の次男で那覇市議の雄治(たけはる)氏(31)は、療養中の様子について「どうすれば基地建設を止められるのか、病室のベッドの上で資料を読みあさり、頑張っていた」と紹介した。

 大会は、台風14号の接近で断続的に激しい雨が降る中で行われた。大会テーマカラーの青色のシャツ姿に交じり、弔意を表す黒い服や喪章を着けた人が目立った。大会の冒頭、参加者全員で黙とうをささげた。

 壇上の最前列中央のいすには「辺野古ブルー」の帽子が置かれた。翁長氏がこの日、かぶる予定だった。「知事は今、私たちとここにいます」。司会者の声に拍手と指笛が響いた。

 辺野古移設の賛否を問う県民投票を求めて署名集めをしたグループの代表、元山仁士郎さん(26)は開会前のあいさつで「月末に十万筆の署名を知事に手渡す予定だったが、できなくなってしまった。残念でならない」と話した。

 

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