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【社会】

富田林署、接見室ブザー電池なし 「うるさい」苦情で抜く?

樋田淳也容疑者

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 大阪府警富田林署から容疑者が逃走した事件で、署の塀に靴跡が付いていたことが十三日、捜査関係者への取材で分かった。無職樋田淳也容疑者(30)=加重逃走容疑で指名手配=が履いていたスニーカーの可能性がある。府警は、塀をよじ登って逃げた可能性が高いとみて調べる。

 接見室の扉が開くとブザーが鳴る装置の電池を抜き取っていたのは、府内六十五署で富田林署だけだったことも判明した。

 捜査関係者によると、樋田容疑者は十二日夜、署の二階にある接見室のアクリル板を押し破り、弁護士側の扉から逃走したとみられる。署の駐車場でサンダルが見つかり、接見室の隣室にあった署員の白色スニーカーがなくなっていた。

 鑑識作業の結果、署の敷地を囲む高さ二〜三メートルのコンクリート塀から、こすったような靴跡を検出。府警は、サンダルからスニーカーに履き替えたとみている。

 接見室の扉には開くとブザーが鳴る装置があったが、署は「接見終了時に弁護士が署員に声を掛けることが多いため不要」として電池を抜いていた。勾留中の別の容疑者らからうるさいとクレームを受け、抜いた可能性があるとしている。

 事件を受け、府警が全署の運用状況を調べた結果、他の署は電池や電源が入っており、扉を開けると鳴るようになっていた。

 樋田容疑者は五月以降、二十代女性に対する強制性交や強盗傷害などの容疑で計四回逮捕された。

 

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