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【社会】

平和の俳句 戦後73年の終戦の日に復活 特集ページで入選30句を掲載

 戦後70年の2015年元日から3年間、本紙1面で掲載した「平和の俳句」が終戦記念日のきょう、一日限定で復活しました。寄せられた作品は7349句で、作家のいとうせいこうさん、俳人の黒田杏子(ももこ)さんと夏井いつきさんが選者を務めました。

東京都北区の荒川の土手で=岩本旭人撮影

写真

たひらけしひとひはちがつじゆうごにち

 岩松 明子(54) 東京都練馬区

 今年は平成最後の夏。「平」も「成」も「たひらぐ」の読みがある。入選作の「たひらけし」は平穏だ、「ひとひ」は一日。東京都練馬区の家事手伝い岩松明子さん(54)は「この国がじかに戦争することのなかった30年間でした。新しい元号になっても平和をそっと感じられる毎日になるように」と祈りをこめ、やわらかな平仮名十七音を紡いだ。

 「あの日の空はとても青かった」と80代になった両親から聞く。焼け野原のくすんだ色、防空壕(ごう)の暗さとの対比。空襲のなくなった空を見上げる解放感。だからこその色だったのではと思う。沖縄本島南部の海の青が深いのは、沖縄戦で大勢が飛び込んで亡くなったからだと感じる。

 多読家の両親にも勧められ、広島で被爆した作家の竹西寛子さんらの戦争文学を夏ごとに読み返す。

 「重い日ではありますが、心の中で手を合わせるような一日でしょうか。空の色、そしてどんな風が吹くかを感じようと思います」 (辻渕智之)

 なお、入選した30句は、選者による評とともに、東京新聞 TOKYO Webの「平和の俳句 2018夏」特集ページで紹介しています。

 

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