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【社会】

山口2歳児発見の尾畠さん ボランティア経験豊か/「さすが」知人ら称賛

藤本理稀ちゃんを発見したときの状況を説明する尾畠春夫さん=15日、山口県周防大島町で

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 山口県周防大島町で帰省中に行方不明となり三日ぶりに保護された同県防府市の藤本理稀(よしき)ちゃん(2つ)を発見した捜索ボランティアの尾畠春夫さん(78)は、これまで全国で被災地支援や行方不明者の捜索に参加してきた。一緒に活動したことがある人からは十六日、「さすが尾畠さんだ」と称賛の声が相次いだ。

 尾畠さんは二〇一六年の熊本地震や今年七月の西日本豪雨など、多くの災害でボランティアとして被災地に足を運んだ。一六年十二月には、大分県佐伯市で行方不明になり、約二十一時間後に発見された当時二歳の女児の捜索にも参加した。

 一一年三月には、東日本大震災で被害を受けた宮城県南三陸町を訪れ、がれきの中に埋もれた思い出の写真などを拾い集める「思い出探し隊」の隊長に。ベテランとして、他の参加者らから「師匠」と呼ばれ慕われた。

 「いつも笑っていて、元気をもらうような存在。ニュースを見てびっくりした。やっぱりあの尾畠さん、すごいなと思った」と話すのは、ボランティアセンターの立ち上げに関わった南三陸町社会福祉協議会の三浦真悦(しんえつ)さん(53)。捜索前に家族に伝えた通り、理稀ちゃんを家族に直接引き渡したと聞いて「約束を守るのが尾畠さんらしいな」と感じたという。

 西日本豪雨のボランティアで出会った越智美幸さん(34)は尾畠さんについて「ボランティアの経験が豊富な人。相手を思いやる気持ちも強く、その心が理稀ちゃんの発見につながったのではないか」と喜んだ。

 理稀ちゃんは十六日朝、入院先の病院で出された朝食のおかゆやスイカを残さず食べた。起き上がって話すなど元気な様子で、一週間程度で退院できる見込みだという。 

 

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