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【社会】

巨大地震、被害最少に 防災の日 工業地帯で合同訓練

巨大地震を想定した合同防災訓練をする警察官と消防隊員ら=1日、川崎市で

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 「防災の日」の一日、首都圏でも、自治体や警察などが巨大地震を想定した防災訓練を実施した。

 東京都や神奈川県など首都圏の九都県市は、警察や消防、自衛隊、医療機関などと連携し、東京湾に面した工業地帯の一画にある川崎市川崎区の東扇島で合同防災訓練を実施。約八千人が参加し、安倍晋三首相も視察した。

 川崎市を震源とするマグニチュード(M)7・3、震度7の地震が起き、製油所の石油タンクで火災が発生したとの想定で、消防の大型放水車が放水し、海上保安庁などが海上に流出したオイルの拡散を防いだ。

 別の会場では、参加した地域住民が負傷者を安全な場所に運び出して応急処置し、医師らが治療の優先順位を決めるトリアージや救命活動の手順を確認した。

 訓練では安倍首相と中学生が毛布と物干し竿で簡易担架を作り、けが人を搬送する場面もあった。

◆緊急車両進路 国道止め確保

 警視庁は、都心と神奈川県を結ぶ国道246号を通行止めにして、緊急車両などの進路確保の訓練を実施した。埼玉と神奈川の二県警の警察官らを含め約二百人が参加、連携を強化することが狙い。

 午前八時半に震度7の地震が発生し、国道246号で外国人観光客が乗るバスが別の車と衝突事故を起こしたと想定。事故車を移動させて緊急車両の通行路を確保するため、世田谷区の「上馬」交差点から川崎市高津区の「切通し」交差点までの上下線六・五キロの区間を計一時間封鎖した。

 午前九時すぎ、警視庁の警察官らがバイクで事故現場に臨場し、状況を確認。その後、機動隊員らが車から負傷者を助け出した。バスは大型のレッカーで移動させ、車両の進路を確保した。訓練後、交通規制課の西村博之管理官は「渋滞状況や問題点など、得られたデータを検証して今後に生かしたい」と話した。東京都内全域でも信号機復旧などの訓練を行い、警察官ら約六千人が参加した。

 

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