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【社会】

「辺野古反対」改めて決意 承認撤回受け、市民ら集会

米軍キャンプ・シュワブのゲート前で開かれた集会で辺野古移設反対を訴える人たち=1日、沖縄県名護市辺野古で

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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で一日、移設反対派の市民ら三百人以上が抗議集会を開いた。県が八月三十一日に埋め立て承認の撤回に踏み切ったことを受け、埋め立て阻止へ改めて決意を示す狙いがある。

 八月八日に死去した翁長雄志(おながたけし)知事が辺野古移設反対を訴え続けたことを踏まえ、参加者らは「知事の遺志は大きい。しっかりと引き継いでいきたい」(豊見城市の六十八歳女性)と誓っていた。「不屈」の文字を縫い付けた手作りの布や「美ら海(ちゅらうみ)を守ろう」と書いたプラカードを掲げる人の姿もあった。

 翁長氏の後継として、九月三十日投開票の知事選に辺野古反対を掲げて立候補を表明した自由党衆院議員玉城(たまき)デニー氏(58)も「知事の魂を受け継ぎ、ぶれることなく皆さんと一緒に歩んでいく」とあいさつした。

 沖縄戦で父親を失い、長年抗議活動に参加してきた豊見城市の呉屋(ごや)富子さん(76)は取材に「いつまで抗議し続けなければならないのか。本土に対して心底頭にきている」と話し、県内移設を推進する政府の姿勢を批判。浦添市の座間味健二さん(64)は「狭い沖縄で、なぜまた基地を県内移設できるのか。構造的差別だ」と語気を強めた。

 沖縄県は移設工事の違法性に加え、翁長氏の遺志も踏まえ撤回の判断をしたとしている。政府は辺野古沖での土砂投入に向け準備を進めてきたが、撤回で移設工事はいったん中断した。

 

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