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【社会】

防災の日 巨大災害に厳戒を 地震、豪雨 各地で訓練

 「防災の日」の一日、政府は南海トラフ巨大地震を想定した総合防災訓練を行った。自治体や住民が連携して首都直下地震、大津波などに備えた訓練も各地で実施。六月の大阪府北部地震や七月の西日本豪雨など自然災害は後を絶たず、初動を含む必要な対応の確認・検証を通じて防災意識を高め、いざというときに命を守る行動につなげる。

 政府の訓練は、午前七時十分ごろに和歌山県の南方沖でマグニチュード9・1の地震が起き、同県や静岡、愛知、三重、徳島、香川、愛媛、高知、宮崎各県で震度7などが観測されたと想定。官邸で開かれた緊急災害対策本部会議で、安倍晋三首相は「被害状況を早急に把握し、連携してこの国難に一丸で対応してください」と指示した。

 宮城県は東日本大震災で被害を受けた七ケ浜町で地震や津波、火災を想定した訓練を実施。二〇一六年の熊本地震で震度7を二回観測した益城町は町役場仮庁舎で大規模地震を想定した図上訓練を行った。

◆命守る非常袋 1週間の必需品入り 常総水害踏まえ販売

ライフジャケット兼用のリュックを抱えるコモンズのスタッフ=茨城県常総市で

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 二〇一五年九月の関東・東北豪雨で浸水被害を受けた茨城県常総市で被災者支援などを続けるNPO法人「茨城NPOセンター・コモンズ」(水戸市)の関連会社が、被災経験を基に市販品を厳選した防災セットを販売している。横田能洋(よしひろ)代表理事(51)は「水害を踏まえた常総からの発信がしたい」と話す。

 セットは、十分な物資や電力が届くまでの約一週間の生活を想定し、五十六点が入ったフルセットタイプ(二万一千六百円)と、自分で買い足したい人向けの二十六点入りベーシックタイプ(一万八百円)の二種類。

 中でもフルセットに含まれる十八点はえりすぐりだ。体重八〇キロまで水に浮くライフジャケット兼リュック、がさがさと音がせず避難所でも気兼ねなく使える防寒用のアルミシート、家屋の被害認定に必要な水位を撮影するためのインスタントカメラなど、被災経験を踏まえてそろえた。スタッフの喜屋武(きゃん)初美さん(19)は「衣装ケース三つ分のグッズの機能を一年半かけて確認した」と語る。

 販売を担うのは、コモンズが立ち上げた障害者向け就労施設「インクル・ベース」(常総市)。精神障害などがある八人の利用者が在庫管理や発送のほか、水害による空き家の改修も手掛ける。注文はインクル事務所=電0297(44)4281。売り上げの一割は西日本豪雨被災地に寄付する。

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◆猛烈な台風接近

 猛烈な台風21号は一日、フィリピンの東の太平洋上を西寄りに進んだ。次第にコースを北寄りに変えて四日には西日本に近づき、その後は上陸して本州を縦断する恐れが出てきた。南西諸島や小笠原諸島の周辺海域ではうねりが強くなり、高波に注意が必要になる。

 気象庁によると、一日正午現在、一時間に二〇キロの速さで西北西に進んだ。中心気圧は九一五ヘクトパスカル、最大風速五五メートル、最大瞬間風速は七五メートル。中心から半径一七〇キロ以内が風速二五メートル以上の暴風域になっている。

 

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