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【社会】

視覚障害男性が死亡 線路に転落ホームドアなく 品川・東急の駅

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 東京都品川区の東急大井町線下神明(しもしんめい)駅で四日、ホームを歩いていた港区の鍼灸(しんきゅう)師の男性(71)が線路内に転落し、直後に進入してきた電車にはねられて死亡する事故があった。警視庁荏原署によると、男性は視覚障害を示す手帳を持っており、誤ってホームに転落したとみられる。

 東急電鉄によると、同駅のホームに点字ブロックはあるが、転落防止のためのホームドアは未設置だった。当時、駅員や警備員は別の場所を巡回していてホームにいなかったという。

 署によると、事故があったのは四日午後二時十五分ごろ。男性が携帯電話で通話した後、一人で点字ブロックの線路側を歩き、よろめくようにして転落する様子が防犯カメラに写っていた。その直後、溝の口発大井町行きの各駅停車の電車がホームに入ってきた。

 男性は視覚障害一級の認定を受けていた。白杖(はくじょう)を持つ日もあったが、全盲ではないため、この日は持っていなかったとみられる。

 東急大井町線では十六駅のうち七駅にホームドアが設置されているが、下神明駅を含め残る駅は二〇一九年度までに設置する計画だった。この事故で上下線四十四本が運休し、一時間半後に運転を再開。一万一千六百人に影響が出た。

 

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