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【社会】

座間事件 強盗殺人罪で起訴へ 殺人から切り替え

 神奈川県座間市のアパートで九人の切断遺体が見つかった事件で、殺人容疑などで逮捕された無職白石隆浩容疑者(27)について、東京地検立川支部が勾留期限の十日、罪名を強盗殺人に切り替えて起訴する方針を固めたことが、関係者への取材で分かった。被害者の所持金がなくなっていたことに加え、「金銭を奪った」と供述していることから、より量刑の重い強盗殺人罪が適用できると判断したとみられる。

 白石容疑者は昨年八〜十月、自殺願望をツイッターに書き込むなどした十五〜二十六歳の女性八人と男性一人を自宅アパートに招き入れて殺害し、遺体を切断したなどとして警視庁に十回にわたり逮捕された。

 捜査関係者によると、白石容疑者は九人全員の殺害を認め、一部の女性への動機について「乱暴目的で襲った」と話す一方、「いずれも金銭目的だった」とも供述。「財布から数百円抜いた」「持っていた二、三万円を奪った」などと具体的に説明し、自宅からは被害者の財布が見つかった。五十一万円を貸した後に殺害された女性もいた。

 立川支部は今年四月に容疑者を鑑定留置し、今月三日まで犯行時の精神状態を調べた結果、刑事責任能力があると認定。金銭目的との供述にも合理性があると認め、有期刑もある殺人罪ではなく、死刑か無期懲役しかない強盗殺人罪が適用できると判断したとみられる。

 

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