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【社会】

岐阜で豚コレラ 国内26年ぶり 540頭を殺処分

 岐阜県は九日、岐阜市の養豚場で死んだ豚を検査し、豚(とん)コレラのウイルスが検出されたと発表した。養豚場では三〜十日に計約百四十頭が死んだ。豚コレラはアジアを中心に発生しているが、国内では熊本県で一九九二年に五頭への感染が確認されて以来となる。九日朝から始めた殺処分は十日早朝までに五百四十六頭を処分し、完了した。農林水産省は日本全国からの豚肉の輸出を停止した。

 豚やイノシシ特有の病気で人には感染せず、感染した豚の肉を食べても影響はない。県によると、感染ルートは不明で、野生のイノシシや、既に感染していた豚を外部から仕入れていたことも考えられるという。現場の養豚場の関係者は県に「餌に穀物の飼料を使っていた」と説明している。農水省や県などでつくる調査チームが詳しく調べる。

 県によると、養豚場で三日に一頭が急死。県の簡易検査では確認できなかったが、国の精密検査で九日早朝、感染が判明した。

 養豚場では九日朝から防疫作業を始めた。殺処分された豚の埋却は十日午前に終了し場内消毒は十一日中に終える見通し。約百四十頭は豚コレラで死んだとみられる。現場の養豚場は五日まで豚を出荷していた。

 農水省は九日、防疫対策本部の会議を開き、対応を協議。斎藤健農相は「まん延防止には初動対応が大事だ」と述べ、封じ込めに取り組む考えを示した。

 豚コレラは家畜伝染病に指定され、発熱や食欲減退、歩行困難などの症状が現れる。感染力が強く、致死性が高い。

 

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