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【社会】

北海道地震 厚真町、犠牲者の8割 窒息死

 震度7の地震を観測し、大規模な土砂崩れが発生した北海道厚真町で亡くなった三十六人の死因のうち、八割程度が窒息死だったことが十一日、捜査関係者への取材で分かった。

 犠牲者の大半が高齢で、未明の住宅に土砂が一気に流れ込み、逃げる間もなく生き埋めになったとみられる。

 捜査関係者によると、三十六人の大半は自宅周辺で見つかった。土砂によって倒壊し、周囲の道路や田畑に押し流された家屋も多く、外傷性の死因が残りの約二割を占めた。

 四人が亡くなった同町幌内地区の自宅で、発生当時二階にいた六十代の女性は「ドーンと音がして一階が押しつぶされ、二階も三十メートルほど押し出された。一階で寝ていた義母は助けられなかった」と話した。

 同町によると、亡くなったのは男性二十人、女性十六人。八割弱が六十〜九十代で、自力で避難するのが困難だったケースもあったとみられる。

 地震でたんすの下敷きになり、身動きが取れなくなった八十代の男性は叫び声を上げ、駆け付けた住民らに救助された。「家の中の全ての物が倒れてきた」と振り返る。

 道によると、十一日午前十時現在、厚真町などで約二千人が避難している。

 

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