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【社会】

三菱マテリアル3子会社起訴 改ざんで前社長2人も

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 三菱マテリアル(東京)グループの製品データ改ざん事件で、東京地検特捜部は十二日、不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で、法人としての子会社三社を起訴した。このうち二社の前社長も、不正に深く関わったとして同罪で在宅起訴した。

 起訴されたのは「三菱電線工業」(東京)、「ダイヤメット」(新潟市)、「三菱アルミニウム」(東京)で、三菱電線の村田博昭前社長(61)、ダイヤメットの安竹睦実前社長(60)が在宅起訴された。

 起訴状によると、三社は二〇一六年一月以降、品質基準を満たしていない製品の検査データを改ざん。三菱電線は五カ月間に二十回、ダイヤメットと三菱アルミニウムはそれぞれ約一年間に約七十回と約六十回、基準を満たしたように偽った検査データを顧客に示したとされる。

 三菱マテリアルの特別調査委員会が公表した最終報告書などによると、村田前社長は不正を認識しながら出荷を続けた。安竹前社長は改ざんに関する資料の隠ぺいを指示した。報告書は改ざんの背景に、納期へのプレッシャーがあったと指摘している。

 三菱マテリアルは昨年十一月以降、子会社五社でデータ改ざんがあったと相次いで公表。少なくとも七百二十六社に不正な製品が納められていた。

 起訴された三社は、不正品による売上高が約七十億〜百億円で、残る二社に比べて高額だった。特捜部は立件にあたり、不正の規模の大きさを重視したとみられる。

 

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