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【社会】

聖路加国際病院の牧師、強制わいせつ容疑 心のケア女性被害

男性牧師が強制わいせつ容疑で書類送検された聖路加国際病院=14日、東京都中央区で、本社ヘリ「おおづる」から

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 キリスト教系の総合病院「聖路加(せいるか)国際病院」(東京都中央区、福井次矢院長)で、心のケアを受けていた女性患者にわいせつな行為をしたとして、警視庁築地署は十四日、強制わいせつの疑いで、ケアを担当する四十代の男性牧師を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。認否は明らかにしていない。

 同病院は、「チャプレン」と呼ばれる病院専任の牧師や司祭を置いている。患者や家族から病気の苦しみを聞き、生きる意味や死についてキリスト教の考え方を伝え、心の支えになるよう援助するのが役割だ。

 捜査関係者らによると、チャプレンの一人である男性牧師は昨年五月二十二日、病院内の控室で、難病で通院中の女性患者に対し、自分の下半身を触らせたり、抱きついて胸を触ったりした疑いが持たれている。女性は同八日にも被害を受けたという。女性は今年一月、築地署に被害届を出した。

 病院を運営する学校法人聖路加国際大学の広報室は、本紙の取材に「事実関係を確認し、適切な時期に説明する」と回答した。牧師が所属する日本基督教団は「事実関係を調査中。事実ならば牧師としてあってはならない行為で、大変遺憾だ」と答えた。男性牧師は、家族と死別した人などの立ち直りを支援する上智大グリーフケア研究所の非常勤講師も務める。著書があり、講演活動もしている。

 聖路加国際病院は一九〇一年に設立され、五百三十九の一般病床を持つ大規模病院。名誉院長に故日野原重明医学博士が就任していた。二〇一五年には、世界で顕著な取り組みなどが認められた病院に贈られる国際病院連盟賞の最高位賞を受賞している。

 

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