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【社会】

北海道地震1カ月 458人 なお避難生活 週末に台風二次災害警戒

北海道むかわ町の避難所で会話する女性たち。2人とも自宅では1人暮らしだったため、寄り添うように日々過ごしている。71歳の女性(左)は「自宅に戻りたいが、また台風が近づいているので心配。週末は避難所に残ろうと思う」と話した=5日

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 四十一人が死亡した北海道の地震は六日で発生から一カ月となった。大規模な土砂崩れで家屋が倒壊した厚真町などでは五日現在、計四百五十八人が避難生活を送っている。五日朝には震度5弱の地震が被災地を再び襲い、札幌管区気象台は「一連の地震活動は当分続く」として注意を呼び掛けた。この週末には台風25号が接近する恐れもあり、関係機関は地盤が緩んだ場所での土砂崩れなど二次災害への警戒を強めている。

 九月六日午前三時七分に起きた地震では、土砂崩れの崩壊面積が推定約一三・四平方キロメートルと、記録が残る明治以降では国内最大だった。

 震度7を観測した厚真町では住宅四百七十棟が全半壊しており、住民の生活が落ち着くまでにはなお時間がかかりそうだ。

 厚真町では五日の地震後、災害時に関係機関が取るべき対応を時系列でまとめた「タイムライン」を運用。土砂崩れの恐れがある道路を一時通行止めにしたほか、各地区に職員を派遣して被害を確認した。新たなけが人や建物損壊の情報はないという。

 気象台によると、前線の影響で六日から雨が降り始め、台風が近づく七日は大雨になる見込み。竹田康生予報課長は記者会見で「通常時より少ない雨量で土砂災害が発生する恐れがある」と述べた。

 高橋はるみ知事は五日の道議会で、地震での一連の対応を検証するため、有識者からなる委員会を十一月に設置すると表明。その後の定例会見で「避難所での生活を余儀なくされている人も多い。地元と一体になって復興に取り組みたい」と述べた。 

 地震では直後に全道の約二百九十五万戸が停電し、市民生活が一層混乱した。停電は四日までに道内全域で解消した。

 

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