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【社会】

築地 惜別の競り 83年で幕、豊洲市場11日開場

冷凍マグロ卸売場で行われた築地市場での最後の競り=6日午前6時2分東京都中央区の築地市場で(潟沼義樹撮影)

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 日本の台所として食文化を担ってきた築地市場(東京都中央区)は六日、最後の営業を終え、八十三年の歴史に幕を閉じた。同日午後からは、十一日に開場する豊洲市場(江東区)への引っ越しが本格化。七日は多くの市場業者がターレ(運搬車)に乗って新市場に移る。 (石原真樹)

 世界最大級の水産物取扱量を誇る築地市場で、外国人観光客らにも人気の最後の冷凍マグロの競りは午前六時から始まった。冷凍と生鮮の計八百七十四本を取引。卸売会社「築地魚市場」の吉田猛社長は「築地が担ってきた役割と功績は豊洲にバトンタッチする」とあいさつした。野菜や果物を含め、正午に営業が終了すると、仲卸業者らは店を片付け、荷物の運び出しを始めた。市場内の飲食店は別れを惜しむ観光客らでにぎわった。場外市場は移転後も現地で営業を続ける。

 豊洲市場へは、卸売業者や仲卸業者ら約八百業者が移転するとみられる。二トントラック五千三百台分の荷物や、ターレなど二千台が引っ越す。一部の業者は築地に残る意思を示すが、都は解体工事を本格化させるため、十八日に閉鎖する方針を示している。

 市場移転は二〇一六年十一月の予定だったが、小池百合子都知事が豊洲市場の安全性に懸念があるなどとして延期を決定。土壌汚染の対策工事によって約二年遅れとなった。

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