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【社会】

サーファー向けに波の様子 配信再開 南相馬「聖地」復活へ

福島県南相馬市が配信を再開したライブカメラ映像=10日午前

写真

 福島県南相馬市は、東日本大震災の津波で大きな被害に遭った市内の北泉海岸にライブカメラを設置し、サーファー向けに波の様子を配信するサービスを八日、約七年半ぶりに再開した。世界大会が開かれる国内有数のサーフポイントとしてにぎわった「聖地」の復活を目指す。

 映像は市のホームページからアクセスし、パソコンやスマートフォンで見られる。閲覧者はネットを通じてカメラを三十秒間操作し、レンズの向きを変えたりズームしたりして、海岸全体をチェックできる。

 映像配信は震災前も行われ、平均で月一万件のアクセスがあったが、津波でカメラが流失。海岸周辺のインフラ復旧に伴い、新たなシャワー・トイレ棟にカメラが設置された。

 市によると、北泉海岸は季節を問わず良い波が楽しめるとして、震災前は何度も世界大会が行われ、年間約四万人のサーファーが訪れていた。震災と東京電力福島第一原発事故を受け、現在は約一万人にとどまる。市は事故後、水質検査を続けているが、放射性物質は国の基準値未満が続き、二〇一二年七月以降は検出限界を下回っている。来年七月には海水浴場としても再開する予定だ。

 

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