東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

豊洲市場始動 移転決定から17年

開場した豊洲市場=11日午前0時12分、東京都江東区で

写真

 東京都の豊洲市場(江東区)は、十一日午前零時に開場した。午前五時半から水産卸売場棟で初めてのマグロの競りが行われる。六日に最後の営業を終えた築地市場(中央区)では、十一日から解体工事が始まる。都が二〇〇一年に移転を決めてから、十七年かけて実現した。 (石原真樹、渡辺聖子)

 開場まで一時間余りとなった十日午後十時半すぎ、豊洲市場の正門を、千葉や堺など全国のナンバーをつけた大型トラックが次々と出入りした。水産卸売業者が入る棟では、トラックから荷物が下ろされ、辺りに鮮魚のにおいが広がった。仲卸業者が入る棟では、小型運搬車「ターレ」が場内を走り回る様子も見られた。

 移転に伴う市場業者の引っ越しにより、十一日は五日ぶりの開場となる。引っ越し期間中、銀座など一部の飲食店では食材の入手が困難になり、休業するなどの影響が出た。

 豊洲市場は敷地面積約四十ヘクタール(東京ドーム八・七個分)で築地の一・七倍。壁のない築地と異なり、大型倉庫のような建物が並ぶ「閉鎖型」で、外気を遮断して温度と衛生を管理する。トラックの荷台と建物の搬出入口を直接つなぐことができ、産地から市場を経て小売店まで、温度を管理しつつ食材を運ぶ「コールドチェーン」が可能になる。

 一方、豊洲市場へのアクセスルートとなる環状2号は未開通で、市場周辺の渋滞を心配する声もある。都は開場から一カ月以内に環2を暫定開通させる方針。十一日からは、環2の一部を市場関係車両のみ通行できるようにして、渋滞しないよう取り組む。 

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報