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【社会】

アイドル自殺「パワハラ」 愛媛で活動 遺族、所属先を提訴へ

 愛媛県が拠点のアイドル「愛(え)の葉Girls(ガールズ)」メンバーとして活動し、三月に自殺した大本萌景(ほのか)さん=当時(16)=の遺族が、自殺は所属会社「Hプロジェクト」によるパワハラや過酷な労働環境で精神的に追い詰められたためとして、代表取締役らに計約九千二百万円の損害賠償を求める訴訟を松山地裁に起こすことが十日、分かった。

 遺族側の説明によると、愛の葉Girlsはアイドルとしての活動以外に農作業もして農業の魅力を発信するグループ。大本さんは中学生だった二〇一五年にオーディションを受け、同社に所属した。しかし、物販などのイベントが一回に平均十時間以上あり、早朝から深夜まで拘束されるなどの過重労働。十分に休みも与えられず、脱退を申し出るとスタッフから暴力的なメッセージを受けるなど、パワハラを複数回受けたと主張している。

 遺族側はさらに、高校の進学費用を会社が貸し付ける約束だったが、今年三月、脱退の意向を持ち始めたことを知ったスタッフが貸し付けを撤回。その日の夜、代表取締役はLINE(ライン)の通話で大本さんに謝るよう求め、大本さんは「一億円を支払え」とも言われたと友人に打ち明けていたと主張している。

 大本さんは翌日、母親に対し代表取締役に会うことが「怖い」と発言。出席予定のイベントに現れず、自宅で自殺しているのを母親が発見した。

 代表取締役は十日、取材に対し「一億円の件は話をしたことはない」と否定。六月に取材した際は、スタッフが高圧的なメッセージを送ったことは認めていた。

 遺族は十一日、東京都内で記者会見し、十二日に提訴する。

 

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