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【社会】

昭和大、現役と1浪加点 医学部入試 OBの子優先も

医学部入試での得点操作について謝罪する昭和大の小出良平学長(左)と小川良雄医学部長=15日、東京都品川区で

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 昭和大(東京都品川区)は十五日記者会見し、医学部の一般入試で現役生と一浪生に加点し、卒業生の子らを優先的に合格させる操作を、六年前から続けていたと明かした。同大は「不正とは認識していなかった」と釈明した。不正操作を公表したのは、文部科学省を巡る汚職事件捜査の中で発覚した東京医科大(新宿区)に続き二校目。文科省は十二日、複数の大学で不正の疑いがあったことを公表している。 (原尚子)

 小川良雄医学部長によると、一般入試の二次試験(八十点満点)で、高校調査書の評価で現役生に十点、一浪生に五点を一律に加え、二浪以上の受験生には加点していなかった。一般入試の二期では定員二十人に加え、補欠者の中から卒業生の子らを優先的に正規合格させていた。本年度は四人で、過去六年間で十九人に上るという。

 操作は合議制の入試常任委員会で決定し、これまで異論は出なかったという。文科省はこうした方法が不正に当たるとみている。

 昭和大は文科省の全国調査で、男子の合格率が女子の一・五四倍に上っていたが、会見では「男子を優遇したことはない」と不正を否定した。

 現役と一浪生優遇について小川医学部長は「将来性への評価。経験上優れていると思った」と説明。卒業生の子らの優遇は「入学者確保のため」と述べた。

 不正の疑いは文科省の調査で指摘され、小川医学部長は「指摘を受けて今は不適切と考えている。受験生の皆さまにおわび申し上げる」と説明。第三者委員会を設置し、不利益を受けた受験生への対応のあり方を検討するとした。会見に同席した小出良平学長は「(不正に当たるかどうかについて)見解の違いがあると思っている」と述べた。

 

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