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![]() 【社会】KYB系のオイルダンパー 鎌ケ谷市庁舎は交換へ関東の一都六県では計四百二十八件の建物でデータ改ざんが疑われており、各自治体は情報収集などに追われた。 千葉県建築指導課によると、県内では免震用のオイルダンパー三十六件が、国土交通相認定の性能評価基準に不適合だった。建物の用途や場所を一部把握できていない物件があり、KYBに情報提供を求めている。同県鎌ケ谷市は昨年三月ごろ、市庁舎地下にKYB子会社の免震用オイルダンパー八基を設置。市は「多くの市民が利用する施設であるため、すみやかにダンパー交換を進めたい」とコメントを出した。 神奈川県内には改ざんの疑いのある物件が七十一件あった。県の担当者は「建築基準法違反が確定しているわけではなく、個別の建物名は公表できない」と説明。建物の所有者に安全性の調査を指示する方針だ。 横浜市には午後七時に国土交通省から対象物件のリストが届いた。「庁舎」「住宅」など建物の分類が示されていたが、担当者は「どの物件がどの分類に入るか不明で、詳しい調査が必要」と述べた。 約十年前までKYBに勤めていた七十代の元社員は「データ管理は製品管理の基本的な部分。それもできていなかったとは。社内のチェック体制がいいかげんだ」と、あきれた様子で語った。 (村上豊、志村彰太) PR情報
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