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【社会】

秋なのに…桜咲く 台風の強風、塩害影響?

 10月なのに桜の花−。民間気象会社「ウェザーニューズ」(千葉市)が同社のアプリ利用者を対象に調べたところ、北海道から九州まで354人から「ソメイヨシノが咲いている」との回答が寄せられた。台風の強風や塩害が原因とみられ、専門家は「これほど広範囲で季節外れに咲くのは珍しい」と話している。

 同社によると、九日ごろから目撃情報が寄せられるようになり、十二〜十四日、周辺で桜が咲いているかをアンケートした。関東南部や東海、近畿を中心に「咲いている」との回答が目立ち、埼玉県などの内陸に住む人からも情報が寄せられた。回答総数は一万四百九十人。

 公益財団法人「日本花の会」(東京)の和田博幸主幹研究員によると、葉桜になると植物ホルモンの一種で成長を抑制する「アブシシン酸」が葉から花芽に送られて開花を妨げるが、九月三十日から十月一日にかけて台風24号が列島を縦断し、強風や塩害で葉が落ちた上、南から暖かい空気が流れ込んで気温が上昇し、開花したとみられる。

 和田氏は「この季節でも桜が咲くことはあるが今年は範囲が広い」と指摘。「来春の見栄えにそれほど影響はないのではないか。ただ、強風で大枝が折れているケースがある。そこから腐ることがあり、ケアが大切だ」と話している。

 十六日には仙台市青葉区の仙台城(青葉城)跡でも花を咲かせたしだれ桜が確認されている。

 

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