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【社会】

皇后さま84歳に 「陛下との日々 深い感慨」

84歳の誕生日を迎えられた皇后さま=宮殿・中庭で(宮内庁提供)

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 皇后さまは二十日、八十四歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち宮内記者会の質問に文書で回答し、天皇陛下の退位を来年四月三十日に控え「新憲法で定められた『象徴』のお立場をいかに生きるかを模索し続けるお姿を見上げつつ過ごした日々を、今深い感慨とともに思い起こしています」と、率直な心境を吐露した。

 陛下の退位で皇后さまは「上皇后(じょうこうごう)」となり、皇后としての誕生日は今年が最後。今年も各地で相次いだ自然災害被災地への気遣いから始まる文書回答では、初めて民間から皇室に入った約六十年間を回想。「皇太子妃、皇后という立場を生きることは、私にとり決して易しいことではありませんでした」と振り返りながら、新たな暮らしに思いを寄せた。

 新天皇となる皇太子さまには「陛下のこれまでと変わらず、心を込めてお役を果たしていくことを確信しています」と期待。陛下については退位後も「国と人々のために祈り続けていらっしゃるのではないでしょうか」と推し量り「私も陛下のおそばで、国と人々の上によき事を祈りつつ、これから皇太子と皇太子妃が築いてゆく新しい御代の安泰を祈り続けていきたい」との気持ちを記した。

 代替わり後、公務はなくなるが「日本や世界の出来事に目を向け、心を寄せ続けていければと思っています」とつづった。北朝鮮による拉致被害者を例にあげ「平成の時代の終焉(しゅうえん)とともに急に私どもの脳裏から離れてしまうというものではありません」と強い思いをにじませた。

 今後は、読書を楽しみたいといい「読み出すとつい夢中になるため、これまでできるだけ遠ざけていた探偵小説も、もう安心して手元に置けます」とつづった。

 

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