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【社会】

水星 構造解明へ一歩 日本初、探査機打ち上げ成功

 【クールー(フランス領ギアナ)=共同】宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)は十九日午後十時四十五分(日本時間二十日午前十時四十五分)、米国以外で初の水星探査機二基を南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地からアリアン5ロケットで打ち上げた。

 二基をつないで水星まで誘導する輸送機は宇宙空間で太陽電池パネルを展開した。機器点検後、七年かけて水星に行き、約一年の観測に入る。惑星形成の歴史や内部構造の解明を目指す。

 日欧共同の水星探査計画「ベピコロンボ」で開発された日本の探査機「みお」と欧州の「MPO」は太陽の周りを何度も回り、速度を落としながら水星に接近する。地球と水星の直線距離は遠くても約二億キロだが、到着までの道のりは約九十億キロに達する。

 日本側の責任者、JAXAの早川基(はじめ)教授は「到着後が本当の運用。その時にきちんとできるよう、今から人を育てていかないといけない」と語った。

 十一月には日本の探査機「みお」に搭載した観測機器などの性能確認を行う。チームの村上豪助教は「地上と同じように動くと確認できるまで気が抜けない」と話した。

 

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