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【社会】

順大、女子不利の疑い 医学部入試、合格ライン高く設定

 医学部の不正入試を巡る問題で、順天堂大が合否の最終判定の際に女子の合格ラインを高く設定するなど、不利な扱いをしていた疑いがあることが二十二日、関係者への取材で分かった。女子の方が高評価になっていた面接試験の点差を調整するためという。既に不正入試が判明している東京医科大を除き、女子が不利益を被っていた疑いが浮上するのは初。文部科学省もこうした対応を把握しているもようで、大学側に説明を求めている。

 順大の一般入試では、英語、数学、理科二科目の一次試験と、二次試験の面接などの成績を総合的に判断し合格者を決定。関係者によると、学科は男女で大きな差はないが、過去に面接で男子より女子の点が高くなる傾向が見られたといい、この差が合否を決定づける主因とならないよう、最終判定時に女子の合格ラインを一律高めに設定し続けるようになった。

 文科省が全国八十一大学を対象とした医学部入試の緊急調査では、順大は過去六年間で男子と女子の合格率格差が最大だった。また、文科省が女子合格率が低めの約三十校への訪問調査を実施し、順大を含む複数校に何らかの不適切な点がある可能性を指摘。近く事例を公表し、全国の大学に注意喚起する。

 順大は緊急調査の指摘について十一月中をめどに見解を示すとし、調査のための第三者委員会も設置している。

 

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