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【社会】

パラ競技で楽しく算数 東京2020ドリル下巻 渋谷区立小で使用開始

算数ドリルの合間に広瀬隆喜選手(右)に競技について質問する子どもたち=東京都渋谷区の代々木山谷小学校で

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 二〇二〇年東京パラリンピックの全二十二競技が、算数ドリルになり、十月から東京都渋谷区の公立小全十八校で、六年生を対象に使われ始めた。東京五輪・パラリンピック組織委員会と、有志の先生たちが作成した。 (神谷円香)

 同区立代々木山谷小学校では二十二日、ボッチャのリオデジャネイロ・パラリンピック銀メダリスト広瀬隆喜(たかゆき)選手(34)らが訪れ、ドリルを贈呈。子どもたちは早速問題に取り組んだ。

 ボッチャの問題はこんな具合だ。「赤チームと青チームがそれぞれ投げたボールの位置を記録した表です。平均を求めましょう」。ボッチャは、ジャックボール(目標球)にどれだけ近づけるかを競うゲーム。より近いボールがあるチームに一点が入るルール。平均値ではジャックボールからの距離が近いのに、ルール上は負けてしまうことがある。ドリルをやりながら、微妙な勝負のあやが分かったりする。

パラリンピック競技を通じて算数を学ぶ「東京2020算数ドリル下巻」

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 後半は広瀬選手らが指導し、体育館でボッチャを体験し、自分が投げたボールとジャックボールとの距離を測定した。紙の上での計算を実際に体験し、子どもたちは歓声を上げていた。河野裕貴君(11)は「楽しくオリパラと算数を学べる。ボッチャは力の調整が楽しい」と話した。

 ドリルには九競技十八人のパラアスリートが写真などで登場する。広瀬選手もその一人。「競技と勉強を一緒にやる機会はなかなかない。楽しみながら計算でき、すごく良い機会だった」と話した。

 ドリルは、四月に使い始めた上巻の五輪版に続く下巻。組織委は登場選手や設問を変えた来年度版のドリルを作成中。本年度は渋谷区のみで使い、来年度は都内全域に対象を広げる予定。

 

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