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【社会】

将棋プロ反則負け、6日で3回 青野九段も 異例ペース

 二十三日に東京都渋谷区の将棋会館で行われた将棋の順位戦C級1組での青野照市九段(65)と都成竜馬(となりりゅうま)五段(28)との対局(持ち時間各六時間)で、青野九段が「二歩」の禁じ手で反則負けした。将棋界では珍しい反則負けが、十八日以降の六日間で三回発生する異例の事態となっている。 (樋口薫)

 二歩は最も登場しやすい禁じ手で、同じ筋(縦列)に二枚目の歩を打つと反則負けになる。青野九段は中盤、自陣に受けの歩を打った後、三十五分考え、次の手で同じ筋の敵陣に攻めの歩を打ってしまった。

 十八日には、順位戦B級1組の対局(各六時間)で前王位の菅井竜也七段(26)が、相手の駒を飛び越えて角を移動させてしまうという珍しい反則負けを喫した。角は斜めに動かせるが、自分や相手の駒は飛び越せない。翌日の十九日には、女流王位戦(各二時間、本紙主催)の予選で、武富礼衣(たけどみれい)女流初段(19)が二歩で反則負けとなっていた。

 将棋界では、年間で女流棋士を含むプロの公式戦が約三千局行われ、反則負けは三、四回程度起きている。日本将棋連盟の広報担当者は「持ち時間が短い対局でついうっかり、ということはあるが、持ち時間の長い棋戦でこれだけ続くのは珍しい」としている。

 将棋の禁じ手はほかに、自玉の王手を受けず別の手を指す「王手放置」、持ち駒の歩を打って敵玉を詰ませる「打ち歩詰め」、二手連続で指す「二手指し(待った)」などがある。

 

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