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【社会】

<還暦 東京タワー> (2)電球交換 絶景も怖さも

命綱をつけて電球を交換する作業員。右下の増上寺もミニチュアのよう=東京都港区で

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 吹き抜ける風、人も車も豆粒のよう。高所恐怖症でなくても、背筋がぞわぞわっとするような高さで行われているのが電球交換だ。

 東京タワーでは七月と十月の年二回、定番のライトアップ「ランドマークライト」用の電球を交換している。季節感を表現するため、夏は白色、冬から春にかけては暖かみのあるオレンジ色を使う。

 作業は天候の良い日を選び、手作業で百八十個を取り換えるが一番高い場所は地上二百七十メートル。改修を終えて、今年三月に「トップデッキ」と名称を変えた特別展望台より上だ。電球の交換より、その場所に行くのが大変だという。二十代から作業を続ける関電工の小泉賢一さん(49)は「ライトアップを楽しんでもらい、六十年の節目にも関われる」と感慨深げ。

 移ろう季節。街は衣替えした東京タワーの暖かな光に見守られる。

  (写真と文・池田まみ)

 

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